結婚式の祝辞
「結婚式の祝辞をお願いします。」
必ずオファーという形式で始まる結婚式の祝辞。
依頼を受けた際、誰もが思う事。
それが「嫌だな・・」ということ。
人前で話す。
難しい言葉でスピーチをする。
こういった要素が「結婚式の祝辞」という概要を嫌な物に変えてしまっています。
しかし実際にはそこまで堅苦しい言葉を並び立てるのではなく、現在ではあくまで丁寧語を用いたスピーチ内容であれば問題なく結婚式の祝辞を行う事が可能です。
結婚式の祝辞は誰もが億劫になりがちなもの。しかし、形式さえ抑えていけば、決して難しい物ではありません。
まずは結婚式の祝辞がどういう物で、どういった決まり事を持っているのかを知ることが大切です。
緊張は誰でもします。
友人代表。
先輩の挨拶。
仲人。
親族のお祝い。
人それぞれ様々なポジションがありますが、基本的に新郎新婦を祝うために立つ場所であって、自分をアピールしていく場所ではありません。
そのため無理に格好を付けようとする事が一番の緊張の原因になってしまいます。
失敗をしても挽回の方法はいくらでもあります。
お堅い言葉ばかりではなく、礼儀さえ守ればユーモアも活かせます。
しかし逆にやってはいけない事というのも存在していますので、この点はしっかりと覚悟をして臨んでいきましょう。
さて、誰もがある程度準備が必要になる結婚式の祝辞。
実は日本では結婚という習慣が生まれた時から存在していたと言われています。
友人や家族、新郎新婦双方の親族同士の紹介等、現在とあまり変わらない面々が祝辞を述べるというスタイルが定着していました。
そのため、いつしか結婚式内でのタブーや、形式という物が一般化してしまう事に。
これはどの年代の結婚式においても重要視されているポイントになってきますので、各立場での挨拶の仕方、言うべきこと等はしっかりと前持って勉強しておきましょう。
中には急遽スピーチを依頼される場合もあります。
(新郎新婦側は基本どれだけ短くても三日以上、日にちに余裕を持って依頼をするのがマナー)
「自分はスピーチの出番がないからいいや・・」とのんびり構えておくのも自由ですが、いざという時にさっとスピーチが出来るのも大人としての大切なマナー。
意外とそう難しい物でもありませんので、まずは気楽に”祝う”という事に真摯に向き合っていきましょう。