結婚式の祝辞・媒酌人、仲人

結婚式の祝辞では媒酌人、もしくは仲人というポジションが存在しています。

あまり結婚式に参加した事がない方、もしくは初めてだという方にはなかなか聞き慣れないこの媒酌人と仲人。

基本的に同じ人が担当する役職名になりますが、実際には媒酌人は媒酌人、仲人は仲人で用立てているケースも存在します。

まず媒酌人は、結婚式の日に新郎新婦の結婚を初めから終りまで見届ける事、がお仕事になります。

そして仲人は、結婚式を迎えるまで、新郎新婦を取り持った人、そしてこれから先も見届ける人、を指します。

若干、地方や文献によって解釈が異なるのですが、現在では結婚式そのものを統括する人、というイメージが一般的です。

そのため媒酌人、仲人を兼任する場合が多く、司会の方からの紹介では媒酌人という名称で呼ばれる事が多くなっています。

まず媒酌人の祝辞は一番最初になる事が多く、結婚式が出来た事、二人のためにこれだけの人が集まってくれた事、からスピーチが始まります。

そして両親へのお礼、媒酌人に任命された事へのお礼、それを聞いてくれる来賓の方へのお礼へと続きます。

その後、媒酌人に任命された経緯、交代要員、雇われ媒酌人の場合には、より媒酌人が出来る事への感謝を述べる必要があります。

そして結婚式自体のお礼の他に、今後とも二人をどうかよろしくお願いします、というお願いをする立場でもあります。

文中には中盤辺りで新郎新婦の紹介。(司会の人の説明をより丁寧に辿る感じ)

新郎新婦の親族の紹介、もしくは繋がり。(両親、もしくは叔父や叔母のみでOK)

来賓の中では上司、新郎側の媒酌人という事であれば、新婦の両親や親族、等も盛り込んでいく必要があります。

徹底的に気を付けるべきポイントは、まずは名前(人名、社名等)を絶対に間違えないという事。

正直、祝辞の内容がぐだぐだであったとしても、名前だけは間違えないようにしてください。

訂正は可能ですが、名前を間違えられた方の印象はかなり悪くなります。

これさえ出来ていれば、他の内容はあまり重視される事がありません。

(拝聴している人の多くが媒酌人の経緯と新郎新婦の紹介、並びに自分の紹介のみに注視しています)