結婚式の祝辞・親族代表

結婚式の祝辞における親族代表の仕事。

それは終始、スピーチをしてくれた人、来賓全員に対するお礼になります。

そのためスピーチの順番としては通常終盤。

時には前半に行われる事もありますが、その場合も来賓、これからスピーチする人を対象にお礼を述べていきましょう。

またそれだけではなく、要所要所に新郎新婦にこうなって欲しいという要望を盛り込んで行くのも親族代表の勤め。

その中で会社の上司や同僚の方にお礼を述べていくのが通例です。

親族代表になるのは大概が両親。

基本的には新郎の両親が就く場合が多く、両親不在や仲介役として叔父や叔母が担当する場合もあります。

結婚式には様々なポジションが存在していますが、新郎新婦にとって厳しくもあり、そして誰よりも味方になるべき存在が、この親族代表となります。

そのため言葉に熱が入るのが当たり前という空気になっている場合が多く、お礼を述べるだけではなく、今日の嬉しさをいかに表現できるのかが大きなキーポイントとなってきます。

かつては俳句や名言を用いて感情表現をする事が多かった親族代表の祝辞ではありますが、昨今では”貯めて吐き出すおめでとう”が一般化しています。

要するに感情を込めて「おめでとう」を言うのです。

簡潔に、なおかつダイレクトにこなせる能力が求められる仕事になりますので、来賓の顔と名前、スピーチ内容にはかなり注意を払う必要があります。

どれだけ華麗なスピーチをしたところで、上司や同僚、友人の名前を間違えた時点で親族代表失格となります。

順序や組み立てが崩れたとしても、名前だけは可能な限りノーミスでクリアしていきましょう。