結婚式の祝辞の話し方

結婚式の祝辞の話し方

結婚式の祝辞の話し方は形式というのがしっかりと存在しています。

まずは尊敬語と丁寧語の使い分け。

さらには謙譲語も必要になります。

しかしこう説明されるとかなり難しく、これが祝辞が面倒臭いと言われる所以になっています。

実際にはあまり堅苦しく考える必要はなく、普段社会人として話している言葉づかいでも特に問題はありません。

ただ、あまりにおかしすぎる言葉づかいでスピーチをしている人も多いので、よくある間違えるポイントを頭に叩き入れておきましょう。

まず女性に一番多いミスの一つが、「お」を付けすぎるということ。

例えば「お話」や「お花」等、普段の会話でよく付けてしまうこの「お」。

丁寧な言葉づかいなので、一見すると普通に感じ取ってしまいがちではありますが、実は大勢が聞くスピーチとしては大敵。

聞いている方はある嫌味に受け取れ、時にはしつこい印象を与えてしまいます。

そのため上記の例で文章を作る場合には、「以前お話に伺っていた花を拝見し~」等、一文に一箇所程度付けるのが聞きやすいスピーチになります。

(悪い例=「以前お話にお伺いしておりました、お花をご拝見し~」)

そして男女共に多いのが、早口。

緊張しているとどうしても「この時間を速く終わらせたい!」という思いが先行しすぎて、誰しも早口になってしまいがちです。

しかしこれほど聞き苦しいスピーチはなく、基本的には通常の会話より1テンポ落として話すと、聞いている方は心地よくなります。

この普段よりゆっくりとした言葉の流れに、普段使っている敬語を取り入れるだけでスピーチはかなり聞きやすくなります。

無理にお堅い言葉を用いる必要はありません。

だからといって砕けすぎるのが若い人のネック。

最近では「~~っす」等という言葉づかいでスピーチをする人もいるぐらいですので、こういった基本が出来ていない人はよく勉強しておきましょう。(これは敬語ですらありません)

お世話になっております。

ありがとうございます。(ました)

こういった当たり前の言葉づかいが出来ていれば、基本的には困る事はありません。

年配の方でも最近では普段通りの言葉づかいでスピーチをされる方が増えています。

恐悦至極、円も酣(たけなわ)等はあまり使わなくなってきましたね。

礼儀(礼節)を守る=相手を敬いつつ話す姿勢というが現在での、正しい祝いの席での話し方。

もちろん言葉づかいだけではなく、話す姿勢や視線にも気を付けていきましょう。

女性は背筋を伸ばして少し笑顔を作る感じで。

男性は胸を張って要所で頭を下げる適切な角度を覚えていきましょう。(始まり終りは深め、スピーチ内では基本浅く)

男女共に共通した注意点ではありますが、各性別でこれらを重視してスピーチをすると格好良く映ります。

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